この新しいセル技術から得られるメリットとは?
PERCセル太陽電池モジュールは、従来のセルを用いたものと比較した場合、一日を通してより高い発電収量を提供できるため、全体のバランスが安定し、同じ表面積から得られる発電収量が向上します。屋上のスペースが限られている住宅を対象とした市場において、より多くの発電収量を得られるということが特に重要なメリットです。
セル表面でより多く光を吸収させるために、従来のセル裏面の設計を変更しました。レーザーにより微小な穴を形成した誘電体層でセルの裏面をコーティングし、誘電層を追加しています(図1)。
セルの裏面の設計を変更し、「反射特性」をもつ誘電層を追加しています。
セルの変換効率が向上するのは、電子を発生させずに透過していた光を誘電体層が反射させ、セル内に戻すためです。この反射特性により、再度電流を発生させる可能性が生じます。(図2)
発電量=電圧×電流×時間
PERC技術採用のセルではセル裏面からの反射光により、より大きな電流を発生させます。
光をセル内部で反射させることで、発電量を増加させます。
さらに、従来のセルでは、光は裏面の電極層に吸収され熱を生じ、セルの温度を上昇させ変換効率を低下させる要因となっています。PERC層はこの光を反射しセルを介してパネルの外部へ放出するため、電極層での吸収を減少させセル内部の熱蓄積を低減させます。この熱吸収の減少により、セルがより低い温度で動作するため、出力が改善します。
光を反射させることで夏場など、高温時の変換効率低下を改善させます。
長波長とは、赤外光(750 nm~)を指します。 波長:光は波の性質をもっています。水面に広がる波に間隔の広いもの狭いものがあるのと同じように、光にも間隔(波長)が長いもの、短いものがあります。(図3)
青色光(短波長)は一般的にセルの表面付近で電力に変換されますが、赤色光(長波長)はセル内部まで浸透し、裏面近辺で電力に変換されます。赤色光は地球の大気によって吸収されにくいため、一般的には多くの赤色光を捕捉できるセルがより多くの電力を発電します。PERC技術の「反射」特性は、照度の低い光や散乱光でも良好に赤色光を吸収し、高い発電量を提供します。(図4)
発電量=電圧×電流×時間
早朝・夕方、曇りなど弱光時にも光を吸収し、発電時間を伸ばします。
一日を通してより高い発電量を提供します。
光害対策
[光害はなぜ起こる?]
太陽光は一般的に空の方向に反射されますが、東西面や北面に設置されているモジュールに太陽光が当たると、反射光が近隣住宅の窓に差し込む可能性があります。
WILLPOWER MODULEは、光害に対しガラスを徹底加工。
ARコーディング(反射防止膜)
表面に結晶シリコンモジュール用に最適設計された反射防止膜(Anti-Reflectivecoationg)を用いることにより極めて高井太陽光透過率を有します。
ガラスの反射を減らして太陽光を逃さずしっかりと取り込み高効率セルがたっぷり発電するので売電収入にも大きく期待できます。
高い太陽光透過率で発電量を増加させます。
エンボス加工(ピラミッド形状)
機械的強度を高めることに重点を置き、強化加工により優れた強度を持つ低鉄ガラスを採用。
ピラミッド形状がモジュールセルとガラスの密着性をより向上させています。
強化加工でより高い耐久性能を実現。
高温多湿下の日本の気候を考えて組み合わせた素材を採用。
ガラス面が衝撃に強いだけでなく、普段は目が届きにくい、バックシートも高隠蔽・高反射の高耐久タイプを採用。
日本の屋根は、“和瓦・洋瓦・スレート・ガルバ”など、種類も色も数多くあります。
どのうような屋根に載せても家の美観を損なわないように最も洗練されたシンプル設計です。
シンプルかつ機能性を追求したデザイン。例えば、フレーム部分一つをとっても段差を極力無くしたフレームにより表面の水が流れ落ちやすくしました。汚れがフレーム縁に溜まりにくいことで、サビなどの耐久性の低下を防止します。
パネル内部に浸水や異物の混入があると不具合の原因になります。
雨などが当たりやすいパネル表面はもちろん、特にジャンクションBOXの防塵・防水を徹底。
6級 | 粉塵が中に入らない(耐塵形) |
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5級 | 有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない(防塵形) |
4級 | 直径1mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
3級 | 直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
2級 | 直径12.5mm以上の固形物が中に入らない(指程度を想定) |
1級 | 直径50mm以上の固形物が中に入らない(握りこぶし程度を想定) |
0級 | 特に保護がされていない |
8級 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形) |
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7級 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形) |
6級 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形) |
5級 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形) |
4級 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形) |
3級 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形) |
2級 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形) |
1級 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形) |
0級 | 特に保護がされていない |
長期にわたって安心してご使用いただくため、住宅用長期保証を導入。
施工に対しての雨漏り保証を標準で備えています。