「脱炭素化」とは?実質ゼロ化に向けた日本の取り組み
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- 脱炭素化とは?
- 地球温暖化の原因になる温室効果ガスのうち大半を占めているのが二酸化炭素。
工場などでよく使われる石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料が燃える時に二酸化炭素がたくさん発生するんだ!
この二酸化炭素をはじめとした、温室効果ガスの排出を実質ゼロ※にしていくことを「脱炭素化」と言うよ。
※温室効果ガスを抑えるだけでなく、森林の光合成で吸収された量や、地下に貯める技術を使って回収した量などを、実際の二酸化炭素の排出量から、差し引いたときにゼロになること。
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- 脱炭素化の背景
- エコカーやエコ家電など以前から温室効果ガスの排出を抑える動きはあったよね。
でも2015年の国際会議で温室効果ガスの排出量の目標値を「実質ゼロ」と掲げられたんだ#多くの国ではその目標を2050年迄に
達成することを目指しているよ!
これを受けて日本でも2020年10月に、菅総理が所信表明で、2050年迄に脱炭素社会を実現する(実質ゼロ)と宣言したよ!
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- 温室効果ガスの発生源
- 環境省の2018年のデータによると、日本の温室効果ガスの排出量のうち91%が二酸化炭素だったよ!
二酸化炭素の排出量が一番多いのが電力。この電力を再生可能エネルギーにシフトしていこうという動きが国を中心に、各自治体や企業でも始まっているんだ。
日本の電力は再ェネの割合が2018年度で16%だったけど、これを2030年までに20%〜22%にしていくという目標があるよ!
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- 日本の目標と取り組み
- 脱炭素化に向けて日本政府は、二酸化炭素を特に多く排出する石炭火力発電を規制する 政策を打ち出したよ。
あとは再ェネで発電した電力の販売価格を引き上げることも検討しているんだ。
抑えるだけでなく、再利用という考え方もあって、二酸化炭素を 回収して他の化学品にリサイクルする技術の開発も進んでいるよ!
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- 私たちができること
- 国や企業に頼るだけでなく、家庭でもできる取り組みについて考えてみよう。
・エコカーに乗り換える(電気や水素など)
・省エネ家電を選ぶ
・公共交通機関や徒歩・自転車で移動する
・宅配便は1回で受け取る(脱再配達)
・空間やモノのシェアリング
・家庭内クールビズ・ウォームビズの実施
参照元:環境省「COOL CHOICEより」
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- 脱炭素化に向けて
- 脱炭素化とはどんなものなのか、日本の現状と今後に向けた取り組みについて紹介したよ!
日本の掲げた「温室効果ガスの排出実質ゼロ」という目標はとても厳しいけど、政府、企業、各自治体、そして家庭と、国をあげて取り組んでいくことが大切なんだ!
脱炭素化社会の実現に向けて、私たちも出来ることから取り組んでいこうね!